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構造体 MInputContext
[入力メソッド (基本部分)]

入力コンテクスト用構造体. [詳細]

変数
MInputMethod *	im
MText *	produced
void *	arg
int	active
struct {
int   x
int   y
int   ascent
int   descent
int   fontsize
MText *   mt
int   pos
}	spot
void *	info
MText *	status
int	status_changed
MText *	preedit
int	preedit_changed
int	cursor_pos
int	cursor_pos_changed
MPlist *	candidate_list
int	candidate_index
int	candidate_from
int	candidate_to
int	candidate_show
int	candidates_changed
MPlist *	plist

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説明

MInputContext は、入力コンテクストオブジェクト用の構造体の型である。

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構造体

MInputMethod* MInputContext::im 入力メソッドへの逆ポインタ。関数 minput_create_ic() によって設定される。 MText* MInputContext::produced 入力メソッドによって生成される M-text。関数 minput_lookup() によって設定される。 void* MInputContext::arg 関数 minput_create_ic() に渡される引数。 int MInputContext::active 入力コンテクストがアクティブかどうかを示すフラグ。 入力コンテクストが生成された時点では値は 1 （アクティブ）であり、関数 minput_toggle() によってトグルされる。 int MInputContext::x スポットの X, Y 座標. int MInputContext::y int MInputContext::ascent スポットのアセントとディセントのピクセル数. int MInputContext::descent int MInputContext::fontsize preedit テキスト用のフォントサイズ (1/10 ポイント単位). MText* MInputContext::mt スポット上の M-text、または NULL. int MInputContext::pos <mt> におけるスポットの文字位置. struct { ... } MInputContext::spot 入力コンテクストのスポットの位置と大きさ. void* MInputContext::info 以下のメンバの使用法は入力メソッドドライバによって異なる。 以下の説明は、内部入力メソッド用の入力ドライバに対するものである。 これらは関数 <im>->driver.filter() によって設定される。 <im>->driver.create_ic() が設定する追加情報へのポインタ。 入力コンテクストの内部状態を記録するために用いられる。 MText* MInputContext::status 入力コンテクストの現在の状態を表す M-text int MInputContext::status_changed 関数 <im>->driver.filter() は、<status> を変えた際にこの値を 1 に設定する。 MText* MInputContext::preedit 現在の preedit テキストを含む M-text。関数 <im>->driver.filter() によって設定される。 int MInputContext::preedit_changed 関数 <im>->driver.filter() は、<preedit> を変えた際にこの値を 1 に設定する。 int MInputContext::cursor_pos <preedit>のカーソル位置 int MInputContext::cursor_pos_changed 関数 <im>->driver.filter() は、<cursor_pos> を変えた際にこの値を 1 に設定する。 MPlist* MInputContext::candidate_list 現在の候補グループの Plist 。各要素は M-text か plist である。 要素が M-text の場合（キーが Mtext である場合）には、そのグループの候補はその M-text 中の各文字である。 要素が plist の場合（キーが Mplist である場合）には、そのリストの各要素は M-text であり、それらがそのグループの候補となる。 int MInputContext::candidate_index 現在選択されている候補が全候補中で何番目かをを示すインデックス。 最初の候補のインデックスは 0。最初の候補グループに七つの候補が含まれており、この値が 8 ならば、現在の候補は二番目の候補グループの二番目の要素ということになる。 int MInputContext::candidate_from preedit テキスト中で、<candidate_list>に対応する最初と最後の位置。 int MInputContext::candidate_to int MInputContext::candidate_show 現在の候補グループを表示するかどうかを示すフラグ。 関数 <im>->driver.filter() は、入力メソッドが候補の表示を要求した時この値を 1 に、それ以外の時 0 に設定する。 int MInputContext::candidates_changed 関数 <im>->driver.filter() は、上記のメンバ <candidate_XXX> の１つでも変更した際には、この値を enum MInputCandidatesChanged のビット単位での論理 OR に設定する。そう でなければ 0 に設定する。 MPlist* MInputContext::plist <im>->driver の関数群によって自由に使用できる plist。 内部入力メソッド用ドライバはこれをコールバック関数との引数や返値 の受渡しに使用する。関数 <im>->driver.create_ic() はこの plist を空に設定する。関数<im>->driver.destroy_ic() は m17n_object_unref() を用いてこの plist を解放する。

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